開催時期、諸事情によるファンクションの削減や変更を考慮しても、著名人による集客効果は無視できない結果がここ数年の動員数と開催内容から見て取れました。ゲストの起用については、その背景や集客可能な層を見極めたうえで選定することで有効な結果を出すことができます。単純に有名人を並べることではなく、一般層やメンバーにも来訪意欲を喚起させられるような、社会的な影響力を持つ人物を招致することで、たとえ来訪動機が本来のファンクションに沿っていなくとも、何かのきっかけになる可能性は否定できません。また、今年度は実験的な試みでしたが、ネット中継が本格化すると、ＪＣフォーラムの参加方法や開催のあり方は従来から大きく変化していくものになると思われます。このため単純な集客動員を成功の指標とするのではなく、参加者の意識変化や醸成を測定する方法を見出すことが必要となり、ＪＣフォーラムに求めているものが参加者によって異なることにも目を向けることで、次なる未来をつくりだすＪＣフォーラムになればと思います。