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さかなクンと考えよう!なかつのミライ
事業名称 さかなクンと考えよう!なかつのミライ
申請部門 最優秀組織間協働プロジェクト
申請LOM 公益社団法人 中津青年会議所
理事長名 上野利浩
申請担当者 武内 庸泰
携帯番号
08017435240
メールアドレス  kenkon-itteki-0117@hotmail.co.jp

事務局住所 大分県中津市殿町1383番地1 中津商工会議所3F
本事業の参加者 会員数     : 54 名
参加率      : %
関係者数   : 14 名
一般参加数 : 265 名
事業実施に至った背景 2020年改訂の学習指導要領で「持続可能な社会の創り手の育成」が明記され、SDGsを理解し、自分たちに何ができるかを考えることが不可欠となりました。しかし、学校教育現場でSDGsに関する教育を積極的に行っているとは言えず、目標達成年である2030年の未来のことを考える機会が少ないのが現状です。そこで、SDGsについて学び、持続可能な社会づくりのためにできることがないかを考える機会を提供する必要があります。
事業の目的 SDGsをジブンゴトと捉え、小学生の自分にもできることがあるということを実感していただきます。
事業の概要 青年会議所が数年前より啓蒙活動を行っているSDGsについて、まだ、中津市内で浸透しているとは言えない状況であるため、SDGsは難しいことではなく、身近なことから取り組むことができるということを感じていただきたく、講師に「つだつよし、」さんと「さかなクン」様を招いての講演会を開催しました。SDGsの目標達成年度である2030年には、今の10歳の子が成人を迎えることとなるため、今のうちから自分たちの未来について、考えていただきたいと考え、対象者は、中津市近郊に在住の小学生及びそのご家族としました。始めに大分で子どもの夢を応援する活動をされており、またSDGsにも積極的に取り組んでいらっしゃる「つだつよし、」様より会場の皆さんに向けてSDGsのミニ講座をしていただき、その後に海やお魚の知識では右に出るものはいない「さかなクン」様にご登場いただきました。昨今の新型コロナウイルス感染症の影響も鑑み、「さかなクン」様には、会場の大スクリーン上でリモート出演していただきましたが、会場と「さかなクン」様と直接やりとりができるような形での設えをし、大変盛況となりました。
開催期間・
タイムスケジュール
2022年8月16日18:00-20:00
開催場所 大分県中津市豊田町14番地38 中津文化会館 大ホール
事業区分
新規
公益・共益区分
公益事業
事業総予算・収支 予算上の工夫
知名度ある講師であったため講師料が高額となったことから、大分県の補助金を申請しました。
予算の内訳
(収入の部)内部資金¥908,710、補助金収入¥90,500
(支出の部)会場費¥124,820、横断幕等¥88,000、配信関係¥330,000、講師関係費¥1,210,000、チラシ関係費¥46,640、その他諸経費¥11,250
SDGsの該当項目
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
協力団体 共催: なし

協賛: NPO法人水辺に遊ぶ会

後援: 中津市、中津市教育委員会

その他: 大分みらい信用金庫中津中央支店(駐車場協力)

事業対象者 中津市近郊に在住の小学生及びそのご家族 先着500名
行動(ACTION TAKEN) 学習指導要領に「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたことに着目し、子どもたちにSDGsを知ってもらい、取り組んでいただく必要があると考えました。まずは、中津市内の小学校数校にヒアリングを行い、学校教育の現場でSDGsに関する授業や取組をどの程度行っているかを調査しましたが、現状積極的に行われているとは言いがたい状況であることが分かりました。次に、子供たちにSDGsをわかりやすく伝える講師の選定ということで、老若男女に人気があり、SDGsにも取り組んでいるさかなクン様にアポイントを取りました。中津市は漁業が盛んで、豊富な海産物もあるため、海のお話は中津市内の小学生にとってもなじみがあり、記憶に残りやすいと思ったからです。さかなクン様が多忙なため、現地に来ての講演会は日程的に厳しいとのことでオンライン講演会となりました。オンライン講演会でもビデオ講義のような形では、子どもたちにしっかりと伝わるかが不安だったため、講師と会場とがリアルタイムでやり取りできる設えを考えました。またさかなクン様だけであるとどうしても海のお話が中心になるため、さかなクン様に登場して頂く前に、大分でSDGsに取り組んでいるつだつよし、様にSDGsの全体的なお話をしていただき、前提知識を会場で共有した状態でさかなクン様につないだ方がより、子どもたちの理解も進むはずだと考えました。また、今年の2月に中津市役所と「SDGsに関するタイアップ宣言」を締結し、中津市内で特に次世代に対してSDGsに関する啓もう活動を協力して行っていく体制を構築したため、中津市役所にも後援という形で、協力いただくことになりました。
結果(RESULT) 1. 目的がどのくらい達成できたか
アンケートで「これからSDGsに取り組んでいかなくてはならない」と感じた人が93.5%、「SDGsは簡単に取り組むことができる」と回答したが67.7%おり、高い比率でSDGsをジブンゴトと捉え、自分にもできることがあると感じてもらうことができました。

2. 上記の結果の想定外の結果
遠方から帰省等により中津市近郊に来ていた子供たちにも参加していただいたことにより、本来想定していたより広い範囲に運動の効果が波及しました。

3. 上記の結果の確認方法
参加者へのアンケート実施。

4. 検証結果
アンケートで、「SDGsはこれからやっていかなくてはならないと感じました」という方が93.5%、「SDGsは自分でも簡単に取り組むことができる」という方が67.7%となり、多くの参加した子どもたちが「SDGsをジブンゴトと捉え、自分にもできることがあるということを実感していただく」ことにつながりました。したがって、おおむね目的は達成できたものといえます。

地域社会への影響 多くの参加者にSDGsの必要性を感じていただいたことに加え、親子参加型だったことから保護者の方からも大人もSDGsのことを考えていかなければいけないという声をいただきました。当日は、市役所の方や地域で活動されているNPO法人水辺に遊ぶ会の方々にも参加いただき、中津市内の多くの方を巻き込むことができました。また、当日の様子がテレビ放映されたことにより、さらに多くの方にSDGsに取り組んでいかなければならないことを感じていただくことができました。
LOMへの影響 多くの市民を巻き込んだ事業がJCI中津でも久しぶりだったため、多くのメンバーに高いモチベーションで事業に臨んでいただくことができました。事業後には、多くのメンバーから子どもたちの笑顔を見ることができたいい事業だったという声を聴くことができ、LOMとしてのこれからの運動に対する機運を高めることにつながりました。
事業の長期的な影響 多くの中津市近郊在住の子どもたちやその保護者にSDGsの必要性を伝えることができたので、自然とその方々が意識をもって行動に移してもらうことが期待されます。また、上にも記載したようにJCI中津と中津市役所は「SDGsに関するタイアップ宣言」を締結しており、今後も協力して発信を続けていきます。
考察や推奨 次世代を担う子供たちとその保護者が、SDGsについて理解を深め、簡単なことから取り組むことができるということを感じた中で、今後は実践していく場を提供し続けていく必要があると考えます。その上で、青年会議所だけでなく、行政や地域の他団体といっしょに町全体で取り組んでいけるような仕組みを考えていきたいと考えます。
改善点
JCI活動計画の推進 地域×環境 4「環境問題への当事者意識醸成のために、地域主体での環境サミットを開催する。」に合致しています。今回の事業の目的がまさに、子供たちにSDGsは難しいことではないということを感じていただきながら、SDGsをジブンゴトとして捉えてもらうことでありました。講師のさかなクンは、特に山陸海は繋がっており、山や陸に捨てたゴミが最終的には海に流れ着き、世界を汚していってしまうというお話をされていました。アンケートにもその話が心に残ったということを書かれている方が多く見受けられました。そういった話を子供目線で考えながら地域のことを思う青年会議所のメンバー、行政の方、また地域の他団体の方がいっしょになって考えることで、今後、地域や子供たちを巻き込んだ行動に移していくよいきっかけとなりました。
JCI VISIONの推進 今回は、SDGsがテーマの一つではあったため、国際的に進めていかなければならないことを改めてメンバーに感じてもらうことができました。また、講師のさかなクン様は海に関するお話を中心にされており、海は、世界につながっているため、海のことを考えることも間違いなく国際的な意識につながることを感じることができました。
JCI MISSIONの推進 SDGsを多くの子どもたちに伝えるためには、だれを講師として招待したらいいかを考えたこと、また、講師が決まった後も、JCI中津初のオンライン講演会を成功させるには、どうしたらいいかを考えたことが、メンバーに成長と発展の機会を提供することになりました。参加者全員に役割を与え、当日、一人でも自分の動きを理解していない人がいたら事業を成功することはできなかったという経験を多くのメンバーにしていただくことができました。
JCI申請の意思確認
検討していない
その他 本事業に関しては、JCI中津と中津市で令和4年2月に「SDGsに関するタイアップ宣言」を行ったことを踏まえ、中津市から後援をいただきました。さらに、大分県北部振興局とも補助金の申請にあたって何度も打ち合わせを行い、そのなかで民間団体「水辺に遊ぶ会」も巻き込んでみたらどうかという助言をいただいたことから、当該団体にも事業に参画いただいきました。以上のように、本事業は多くのパートナーとの関係があり、成立したものといえます。
当日のストーリー写真(PDF) 20221228124749
メディア掲載写真(PDF) 20221228124750
その他参考資料(PDF)
その他参考資料(PDF)