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大科学博士になろう!~飛び込め!不思議の世界~
事業名称 大科学博士になろう!~飛び込め!不思議の世界~
申請部門 最優秀LOM地域社会向上プログラム
申請LOM 一般社団法人 神戸青年会議所
理事長名 小西毅
申請担当者 平栗有紀
携帯番号
080-9755-4010
メールアドレス  y.hiraguri.consortium@gmail.com

事務局住所 神戸市中央区港島中町6-1 神戸商工会議所会館6階
本事業の参加者 会員数     : 195 名
参加率      : %
関係者数   : 70 名
一般参加数 : 1500 名
事業実施に至った背景 まちが継続的に発展するためには、子どもたち自身の将来を切り拓く力が不可欠です。コロナ禍により体験学習の機会が減少する中、子どもたちが自在に夢を描ける地域環境を整えるために、行政や地域と連携して神戸のまちで新たな運動を展開していくことが必要です。
事業の目的 多様な体験学習を通じて子どもたちの科学的思考や多角的な視点を養います。これにより自身がもつ可能性を実感してもらい、神戸の将来を担う子どもたちの学習意欲や自己肯定感の向上を図ります。神戸のまち全体で子どもたちが継続的に学びを得られる環境作りの一助とします。
①参加した85%以上の子どもたちに理科への興味・関心を高めてもらう。
②科学体験ブースの出展企業・団体を10社以参画してもらう。
③神戸市立の5割以上の小学校に広報アプローチをする。
④事業スキームを作成し引継ぎ団体を選定、継続的に事業を実施してもらう。
事業の概要 小学生を対象とした学力調査による理科の成績低下に対しアンケート結果で分かった「理科の授業は楽しい」という多数の意見、加えて行政へのヒアリングで分かった課題感をもとに、コロナ禍により体験学習の機会が奪われ教科書による学習に偏重している可能性が高いことが分かります。子どもたちにもう一度理科への意欲を高めてもらい、意欲を持続させるために継続的な体験学習ができる環境を創出するため、行政から地域の事情等事業構築に欠かせない情報をコンスタントにご教示頂き、関連する各行政機関とのハブ役としてご支援頂きました。地域の連携(在神企業・在神団体)では、3週間に1度事業構築会議を実施し、事業の進捗や問題点を共有しながら、出展内容の重複がないよう調整を図ったり、事業実施する上で想定できる障壁を早期把握しました。頻回に会議をおこなうことで、出展企業同士が早期に顔合わせできるというメリットもあり、イベント出展経験豊富な企業・団体からは事業全体へのアドバイスも頂くことができました。
開催期間・
タイムスケジュール
2022年6月4日(土)10:00-16:00
開催場所 コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター) 所在地 〒651-0076 神戸市中央区吾妻通4-1-6
事業区分
新規
公益・共益区分
公益事業
事業総予算・収支 予算計 予算総額 ¥930,000- 決算総額 ¥926,880ー
■予算総額内訳
会場設営費  ¥316,170-
資料作成費 ¥195,500-
企画・演出費 ¥397,230-
雑費 ¥17,980-
予備費 ¥3,120-
予算総額合計 ¥930,000-

■支出総額内訳
会場設営費  ¥316,170-
資料作成費 ¥195,500-
企画・演出費 ¥397,230-
雑費 ¥17,980-
予備費 ¥0-
決算総額合計 ¥926,880ー

SDGsの該当項目
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
協力団体 共催:

協賛:

後援: 神戸市教育委員会

その他: 神戸市中央区総務部まちづくり課 、学校法人神戸学院神戸学院大学薬学部科学クラブ 、バンドー神戸青少年科学館、有限会社グリーンスペース造園、株式会社ラジオ関西 、HIGAMEGANE株式会社めがね舎ストライク、神戸市環境局 、元町フラワー 、神戸市PTA協議会 、神戸イーストライオンズクラブスコラ支部、青少年育成協議会 、アエラスバイオ株式会社 、ソフトバンク株式会社 、HANA GOLF ACADEMY、理化学研究所(BDR,R-CCS)

事業対象者 (対内)正会員数 195名(但し、2022年度休会者11名を除く) (対外)正会員家族、在神小学生及びその家族、カウンターパート企業
行動(ACTION TAKEN) 事業の調査
令和3年に実施した神戸市内の小学生を対象とした学力調査では、理科の平均点が全国平均の約12%下回る結果となったが、アンケート結果では「理科の授業は楽しい」と多くの意見があがりました。神戸市へヒアリングを実施したところ、国語・算数は課外学習できる環境があるが、理科等の体験が伴う学習環境は整っておらず着手したいと課題感があることが分かりました。

立案
学校教育の垣根を越えた様々な科学実験を体験することで、子どもたちに理科の楽しさ、科学の奥深さや幅広さを実感してもらい、多角的な視点や独自性を養う機会を創出します。

会議の流れ
事業構築会議を設置し、行政や企業に早期から主体的に関わってもらうことで継続可能な事業スキームを構築します。

実施内容
・企業・行政との面談、事業引継ぎ先の選定開始(2021年10月下旬)
・事業構築会議(全8回実施 期間:2021年12月~2022年9月)
・連絡調整会議(対内向けの説明会 5月20日)
・広報チラシ配布及びデータ配信開始(5月中旬)
・事業実施(6月中旬)
・事業引継ぎ団体への引継ぎ実施(8月上旬)

結果(RESULT) 1.目的がどのくらい達成できたか
①参加した子どもたちの97%(目標85%)に興味・関心を高めてもらうことができました。
②科学体験ブースの出展企業・団体18社(目標10社)に参画して頂くことができました。
③神戸市立の小学校100%(目標50%)に広報アプローチをすることができました。
④事業スキームを作成し3団体に引継ぎを実施し、継続的な事業実施予定を決定できました。

2.上記の結果の想定外の結果
神戸市内の小学校に通う保護者宛に情報配信する「すぐーる」という連絡アプリでイベント情報を告知頂いたところ、イベント参加申込が殺到しました。広報をメインに連携を図った神戸市教育委員会の発信する情報への信頼は厚く、管轄する全域に一度に広報することができ、参加者1,500名と絶大な効果をもたらしました。

3.上記の結果の確認方法
①参加者ににクイズラリー用紙を配布し、各ブース体験後にクイズを回答し正解者にスタンプを付与。スタンプの個数の大小によって、理科への興味・関心の高まり度合いを計測しました。また、参加者が得たスタンプの個数に応じて「大科学博士」「中科学博士」「小科学博士」の称号を与えることで、より積極的な参加を促しました。
③すぐーるより配信された案内にグーグルアンケートを添付、参加希望数を計測しました。

4.検証結果
4つの目的に対し、出展企業募集、引継ぎ団体は2021年10月頃から候補先にアプローチしできたことにより早期達成見込みを立てることができました。また、参加者募集については小学生と保護者に一番確実に情報が届く方法を早期模索し、確実性の高い情報配信方法を見つけられたことで多くの子ども達に参加して頂くことができました。また、興味・関心度の計測に関して、楽しく学べるしかけとしてクイズラリーや称号等を起用した結果、平均5ブースを巡って頂くことができました。

地域社会への影響 本事業では、カウンターパートとして行政をはじめ多くの企業、団体に参画して頂きました。参画先には理科を専門としない企業・団体やイベント経験の少ない企業・団体を積極的に誘致しました。子ども達に特殊な最先端技術に触れて頂くだけでなく、日常的に触れるものから理科や科学に繋がることに気付いてもらう仕掛けを施しました。多くのカウンターパートと頻回に行った事業構築会議により各々が当事者意識を持ち、事業構築段階でできることを積極的に取り組んで頂くことができました。
期初より本事業の背景・目的の浸透も図ってきた結果、次年度以降の事業実施団体が代わっても継続参画を決めて下さる企業・団体が多くいらっしゃり、また継続的な行政からの支援もしてもらえるようになり、地域課題への関心の高さと少しでも力になりたいという強い想いを持って頂いていることが分かりました。また、事業に参加して頂いた子どもや保護者の皆様からも、事業参加後に「来年もぜひやってほしい」という沢山のお声を頂くことができました。
起案から事業継承までの過程で実施元としての手を離れつつあったのは、参画企業・団体の自走力が備わったからではないかと思います。
LOMへの影響 行政やカウンターパート企業から多くの賛同を頂くことができ、事業構築スキームが作れたことで大規模事業の実施ができました。また、青年会議所を知らない方にも知っていただく機会となり、知名度向上に繋がりました。
子ども達には本来学ぶ意欲が十分にあり適切な学習環境さえ整えば、自らどんどん学んでいきます。その学習環境を整えていくのは、神戸市民であり、神戸のまちをより良くしようと活動している在神企業、団体です。親だけでなく、社会人として、地域の大人である我々が出来ることは多くあり、子供の有無に関わらず、神戸の教育に携わる一員なのだという自覚をもって何が出来るか考える契機となりました。
事業の長期的な影響 他団体への継承ができ、今後の事業実施スケジュールが決定しています。
また、作成した事業構築スキームの一部を継承したいという団体や問い合わせも数団体頂いております。
今回は科学体験に特化して実施させて頂きましたが、体験学習の機会として体育や社会などの科目にも汎用できるスキームとなるため、継承を希望される団体には引き続きサポートを行っていきます。
考察や推奨 今回の事業構築にあたり、下記の内容に改善点があると考えています。
募集面では、神戸市教育委員会の後援により、神戸市公式連絡アプリすぐーるよりイベント告知をさせて頂くことができました。絶大な集客効果がありましたが、応募が殺到したため、今後は配信時期や申込対応等のレギュレーションを細かく設定すると申込管理がスムーズになると思います。また運営面では、当日の受付においても事前予約、整理券配布、受入れ時間等も細かく設定し、誘導や待機スペースがしっかり確保できる会場選定ができると良いと思います。
改善点
JCI活動計画の推進 【インパクト】
コロナ禍であっても多くのカウンターパートと連携することで、これまでにないかたちで子ども達の学習機会を作ることができ、学習意欲に応えることができた。また、地域や諸団体からの関心度も高く多くの問い合わせを頂き事業継承に成功した。

【モチベート】
子ども達の楽しく学ぶ姿や意欲に触れ、参加頂いたカウンターパートとJCメンバーは事業実施までできたことにやりがいを感じることができました。

【インベスト】
科学体験ブースを出展頂いた18社の企業・団体・行政すべて、本事業に賛同頂き子ども達の学習環境を提供したいという想いから出展料無料で実施して頂くことができました。

【コラボレート】
神戸市中央区、神戸市環境局、神戸市教育委員会、神戸市PTA協議会、大学2校、企業8社、諸団体2、メディア1社と連携し、事業を実施、告知しました。。

【コネクト】
今後に継承できる運動を展開することができました。

JCI VISIONの推進 2021年10月頃から調査研究を進めるとともに、多くのカウンターパート候補となる企業、団体を訪問、12月より事業構築会議をスタートしました。早期段階から産官学と連携を図り深く入り込んで頂くことで、内容の濃い事業構築ができると考え、委員会メンバーを中心に圧倒的な行動量で賛同者を増やしていけたことで実現することができました。
JCI MISSIONの推進 期初に事業骨子をつくった際に事業継承までいけるのか確証がなく、不安を口にするメンバーも多くいましたが、出来る方法を模索し前向きに前進することで行動量があがりました。熱量を持ってカウンターパートと連携を図る中で熱量が伝播し、事業構築会議が活性化し参加企業・団体という立ち位置に留まることなく、委員会メンバーに近い運営メンバーとしての役割を担って頂くことができました。
JCI申請の意思確認
検討していない
その他 今回の事業構築をするにあたり、公益社団法人日本青年会議所2022年度 中島土会頭の会頭所信で仰っていた、幸せを生み出し続ける装置を作り出すために何ができるか考えました。事業を企画し実施するだけでは装置を作るということにはならない、仕組みを作り継承して実施団体を増やしていくことが装置を作ることに繋がると考え事業構築に取り組みました。骨子を作った段階で実現できる事業なのか、実現イメージを掴むことができず不安との戦いでしたが、一般社団法人神戸青年会議所2022年度 小西毅理事長の基本方針にある、RENEW 夢を描き挑戦しようを胸に出来る方法を考え推進して参りました。9月の例会では市長懇談会を担当し、事業の報告と今後に向けた提案をさせて頂くことができました。
当日のストーリー写真(PDF) 20221227164151
メディア掲載写真(PDF) 20221227164155
その他参考資料(PDF) 20221227164157
その他参考資料(PDF)