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新庄もがみリアル脱出ゲーム~地域密着防災de運命を変える~
事業名称 新庄もがみリアル脱出ゲーム~地域密着防災de運命を変える~
申請部門 最優秀LOM地域社会向上プログラム
申請LOM 公益社団法人 新庄青年会議所
理事長名 橋本一馬
申請担当者 斎藤拓也
携帯番号
080-1849-3055
メールアドレス  ty.saito@outlook.jp

事務局住所 山形県新庄市住吉町3-8
本事業の参加者 会員数     : 19 名
参加率      : %
関係者数   : 20 名
一般参加数 : 51 名
事業実施に至った背景 2020年7月の山形県豪雨災害など、近年身近なところでも気候変動の影響とみられる自然災害が多発しています。気候変動の原因と思われる環境問題を学ぶとともに住民の生命を災害から守り、安心して生活できる新庄もがみ地域の実現へ向けた防災意識の向上、自然災害が発生した場合の対策の推進など、防災に注力するとともに、常に災害を意識する必要があります。
事業の目的 ■対内
発災時に迅速かつ的確な対応を行う知識と、関係諸団体と連携を強化します。また、気候変動対策の重要性を再認識し、非常時において自助・共助への取り組みを牽引する人材へと成長することを目的とします。

■対外
気候変動対策の重要性を再認識し、防災意識を向上させ、災害時に迅速かつ的確に行動できる人財を育成します。

事業の概要 ■事業全体の流れ
午前の部の脱出ゲームでは、環境問題と災害の関連性や、防災について、楽しみながら学んでいただけるファンクションとなっております。その後、昼食を兼ねて非常食の試食体験、炊き出しとして、おにぎりと芋煮を振舞います。午後の部では、集めたペットボトルをテーマにした二酸化炭素排出削減量の発表、消防本部協力のもと心肺蘇生法の講習を受け、正しい救命方法を学び、災害時に究極の選択を迫られるクロスロードを行い、自分を見つめ、防災に関わる当例会オリジナルの演劇を鑑賞し楽しんでいただき、正しいマッサージ方法を身につけていただきます。

■災害からのリアル脱出ゲーム
チームごとに、防災に関わるアトラクションと謎解きゲームを、災害時の緊張感を体験するために、制限時間内で行ってもらいます。避難訓練と脱出ゲームを融合し、①~⑪のセクションを通しで行い、楽しみながら自身の学びを培ってもらいます。全てのセクションをクリア(参加)すると、4文字の最終ワードを【安全第一】が導き出せるようになっております。また、このゲームで使う備品は、環境問題に配慮したリサイクル品をメインで使用します。

○セクションの内容
①水害クイズを解き、特大バルーンから大切な人を救出せよ
②ピンポン玉を落とさず瓦礫を突破せよ
③先頭目隠しムカデで目的地に行こう
④大声で助けを呼んでみよう
⑤騒音に負けず、正確な情報を伝達せよ
⑥防災リュックを作ろう
⑦正確な分別をして、リサイクル出来るものを選ぼう
⑧負傷者に正しい手当てをせよ(包帯の巻き方)
⑨水消火器を使った火消し体験型ゲーム
⑩防災士井上章さんの話を聞け
⑪地球温暖化による影響を学べ

■災害時の食事体験・試食兼昼食
新型コロナウイルス感染症予防対策として、参加者が密集密接する本格的な調理等は行わず、お湯を入れるだけの簡単な調理のみとする。また、余った非常食などの物資は、発災時に備るためにお持ち帰りいただきます。また、長時間に渡るゲームでの疲れを癒すため、炊き出しとして、疲労回復効果のある梅干しおにぎりと、慣れ親しんだ郷土料理である、芋煮を振る舞います。

■気候変動と災害の関連性が分かるファンクション
二酸化炭素排出削減量の発表
事業当日、参加者に使用済みペットボ トルを持参していただき、集まったペットボトルの重量を計測し、二酸化炭素のボリュームを計算し、身近なもので例えることでより理解しやすく学んでいただきます。また、参加者全員で1分間息を止める時間を設け、それがどれだけの二酸化炭素排出量の削減になったのかを発表し、より身近に感じていただき、二酸化炭素排出量の増加に伴う地球温暖化による気候変動が及ぼす自然災害や環境問題への興味を高め、ゴミのリサイクル意識向上に努めます。

■心肺蘇生法講習
講師に心肺蘇生法の講習を行っていただきます。事故現場に出くわした際など、救急車が到着するまでの時間の手当ての方法(意識の確認、助けを呼び、AEDの使用)を、人形を使って参加者に学んでいただきます。

■クロスロード
災害時に選択を余儀なくされた場合の究極の質問に答え、他の人がなぜYES、NOを選んだのかを知っていただきます。防災活動や災害現場には、いろいろな考えの人がいて、ジレンマも数多く存在します。多くの人が受け入れることのできる結論を引き出し、実行に移す力を楽しみながら身につけていくゲームです。

■環境問題にちなんだ演劇鑑賞
「劇団ICO」による演劇。人間と神様が繰り広げるドタバタコメディーです。環境問題に関心を持っていただき防災意識を高めていただきたい参加者の多くが親子連れで参加されることを予想し、シリアスな内容ではなくコメディータッチで送る9月例会オリジナルの演目を鑑賞していただきます。

■正しいマッサージ方法を君に
痛めたと仮定した体の部位を指定し、参加者が2人1組でマッサージを行います。接骨院医院長の指導のもと、瞬間的に筋肉をほぐす方法など、避難所などでの有効なマッサージ方法を学んでいただきます。

開催期間・
タイムスケジュール
2022年9月18日~2022年9月18日
開催場所 舟形町農林漁業体験実習館
事業区分
新規
公益・共益区分
公益事業
事業総予算・収支 180000円(法令外負担金160000円、事業繰入金20000円)
SDGsの該当項目
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
協力団体 共催:

協賛:

後援: 山形県最上総合支庁防災安全室、 新庄市環境課、新庄市社会福祉協議会、金山議会、鮭川村社会福祉協議会、戸沢村社会福祉協議会、最上広域市町社会福祉協議会、最上町社会福祉協議会、舟形町社会福祉協議会、真室川町社会福祉協議会、大蔵村社会福祉協町村圏事務組合消防本部、最上地方町村会

その他: 劇団ICO

事業対象者 新庄もがみ地域の住人51名
行動(ACTION TAKEN) 6月中旬 舟形町農林漁業体験実習館 会場下見
6月下旬 協力団体に打診
7月中旬 協力依頼文配布
8月上旬 ポスター・チラシ配布
9月1日 第1回参加者案内メール送信
9月8日 リハーサル・委員会
第2回参加者案内メール送信
9月15日 最終確認参加者案内メール送信
9月17日 舟形町農林漁業体験実習館 前日準備
9月18日 舟形町農林漁業体験実習館 事業当日
9月26日 参加者へ事業後1週間のペットボトル使用数量確認のメール送信
結果(RESULT) 1.アンケート結果から、防災意識が高まったと回答した方は100%でした。
ペットボトルの使用量が、参加者全員で286本だったのに対して、例会の1週間後では163本に減少したので、環境意識の向上に繋げることが出来ました。
2.参加した子供たちが、率先してリーダーシップを図り行動することが出来ていた。
3.例会後アンケート及びペットボトル使用量実態調査
4.例会後アンケート結果から、防災意識が高まったと回答した方が100%だったので、気候変動対策及び防災意識の向上に寄与出来たと考えます。また、ペットボトル利用量実態調査の結果から、43%の使用量が減ったことにより、環境意識やリサイクルに対する意識が高まったといえます。
地域社会への影響 例会後アンケートの結果より、「防災意識が向上した」と回答した人が100%だったことから、地域住民の防災意識を向上させる良いきっかけづくりに貢献できたと思います。災害時の対処法、判断力の向上、ひらめき、決断力を養うことができました。また、ペットボトルの使用量が大幅に減少したことから、気候変動対策を始めとする、環境問題への意識も向上しました。
LOMへの影響 同様のセミナー等を受講するなどして、頭では防災意識の大切さや気候変動対策の必要性など理解していたが、実際に行動できていたメンバーはごく僅かでした。しかしながら本事業をとおして、小さなことからでも行動することの大切さや、普段から災害への備えを充実することの重要性を再認識することができたと思います。これからは自身の家族や職場はもちろんのこと、近隣住民への周知を図っていく気概を養うことが出来ました。
事業の長期的な影響 今回の参加者が、各家庭や職場・学校において、インフルエンサーになってくれることで、事業内容が拡大・周知されることを期待します。災害が発生した場合においても、だれ一人取り残されることなく、被害を最小限に抑えることができる、新庄もがみ地域の実現を目指します。
考察や推奨 本事業には、各市町村の行政や社会福祉協議会などの協力をいただいて事業開催できました。今回培った協力関係を維持していくことで、非常時においても迅速で的確な初動体制をとれる体制づくりが出来ました。全体面積の80%以上を森林が占めるこの山形県最上郡に住み暮らす私たちが、気候変動対策の最前線にいることを自覚し、責任をもって行動していくことで、「災害の少ない地域づくり」を推進していくことが出来ると考えます。
改善点
JCI活動計画の推進 「地域×環境」について合致できる部分があったと考えます。
本事業では、ペットボトルの使用量にフォーカスし、リサイクル等への興味関心を向けたことにより、環境問題の当事者意識醸成を図り、環境負荷低減へ寄与することが出来たと考えます。
JCI VISIONの推進 後援、参加いただいた各関係諸団体との連携、共働により、非常時において地域住民を支えるネットワークの核となることの自覚を持つことが出来ました。
JCI MISSIONの推進 小さなことからでも行動することの大切さや、普段から災害への備えを充実することの重要性を再認識し、この地域を自分たちで守り抜くというという気概を持って積極的に行動していく決意を固めることが出来た機会となりました。
JCI申請の意思確認
検討していない
その他 当事業の最大のコンセプトは「記憶に残る避難訓練」でした。すぐ忘れてしまう避難訓練では何の意味もない、という所から、災害からのリアル脱出ゲーム形式の、五感に訴えかけるアトラクション満載の避難訓練にしました。この例会が参加者の心に残り、発災時に皆さまのお役に立ちますよう、また、普段の生活の中でも環境問題と自然災害の関連性を身近なものと捉えていただき、高めた環境意識を低下させることなく、事業内容を活かしていって頂ければ幸いと存じます。
当日のストーリー写真(PDF) 20221228145803
メディア掲載写真(PDF) 20221228145804
その他参考資料(PDF) 20221228145805
その他参考資料(PDF)