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未来をデザイン~わたしたちが創る出雲の未来~
事業名称 未来をデザイン~わたしたちが創る出雲の未来~
申請部門 最優秀LOM地域社会向上プログラム
申請LOM 一般社団法人 出雲青年会議所
理事長名 森山恵介
申請担当者 北脇祥大
携帯番号
090-5265-5390
メールアドレス  yoshihiro@kitawaki-ao.com

事務局住所
本事業の参加者 会員数     : 28 名
参加率      :  %
関係者数   : 23 名
一般参加数 : 90 名
事業実施に至った背景 日本の名目GDPは1995年以降、平行線を辿り、世界的なアップトレンドに乗れていない一人負け状態となっています。企業価値の指標である時価総額ランキングTop10を見ると1989年は日本の企業が多く名を連ねておりましたが、2021年ランキング上位はAppleやAlphabet(Google)、Amazonなどのテクノロジーを活用した企業が中心となっています。リアル空間でのスケールだけがものを言う時代は終了し、技術をテコに世の中をアップデートできる企業に企業価値が生まれています。日本の企業がランキングに入れていないのは経済の問題ではなく、未来を妄想しカタチにする「未来を創る人」を育成できていない、人材育成の問題であると考えます。「こんな課題を解きたい、こんな世界を生み出したい」という夢を創造し、テクノロジーを活用して「未来をデザインする」ことができる「未来を創る人」が必要です。また、それを支え、育てていく社会構造が必要であり、市民(行政・教員・保護者・教育委員会・生徒・青年会議所)がこれからの時代に向けて共に学ぶ必要があります。
事業の目的 【対内対象者】
(JCI出雲メンバー)
・「未来を創る人」とは何かを考え、それを支え、育てていく社会構造の必要性を学ぶことを目的とします。
【対外対象者】
(出雲市内高校生)
・技術と課題解決能力を学び、未来を自分の力で創っていく必要があると認識していただきます。
(出雲市民)
・出雲市民には、変化していく時代を学び、新技術を活用できる「未来を創る人」に投資する必要性を認識していただきます。
事業の概要 出雲市内高校生に向けた未来デザインワークショップを開催しました。日程はコロナ禍での会場の人数制限を勘案して複数日に分けて、同じプログラムを開催しました。未来デザインワークショップの内容は出雲市が保有しているオープンデータを使用し、島根大学数理・データサイエンス教育研究センターに出雲市のデータを分析していただくとともに、データを可視化していただきました。参加した高校生には可視化したデータ(使用ツール:Python、anaconda)を読み取って出雲市の課題を発見していただきました。課題の解決手法は、未来を妄想する力を意識していただき、島根大学数理・データサイエンス教育研究センターとJCI出雲のメンバーがアドバイザーとなり、未来デザイン案を作成していただきました。未来デザイン講演会では、ビッグデータやAIがどのように社会を変えていくのかをレクチャーし、変化していく時代を市民が共に考える講演といたしました。当日は優秀な未来デザイン案を未来デザイン賞、構想力賞、データサイエンス賞として表彰しプレゼンテーションを行いました。
開催期間・
タイムスケジュール
2021年8月6日~2021年11月22日
開催場所 未来デザインワークショップ:出雲科学館 未来デザイン講演会:出雲大社文化プレイスうらら館だんだんホール 出雲市役所展示:出雲市役所 出雲市長事業報告:出雲市役所
事業区分
新規
公益・共益区分
公益事業
事業総予算・収支 【予算の内訳】
収入の部(事業費繰入金収入225,000円)
支出の部(会場設営費20,212円、企画・演出費4,064円、広報費165,802円、報告書作成費32,640円)
【予算上の工夫】
計画段階から事業を共に行ってもらえるパートナーを探して、出雲市役所情報政策課と島根大学数理・データサイエンス教育研究センターと共催・協力関係を構築いたしました。ワークショップと講演会の市有施設を会場とし、会場費を出雲市役所に支出していただきました。島根大学に広報の協力していただくと共に、パネル展示のポスター作成費を支出していただきました。
SDGsの該当項目
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
協力団体 共催: 出雲市

協賛:

後援:

その他: 協力 島根大学数理・データサイエンス教育研究センター

事業対象者 【対内対象者】 全メンバー(37名) 【対外対象者】 未来デザインワークショップ:市内高校生 未来デザイン講演会:出雲市民(行政職員、教員、保護者、教育委員会)(81名) 市内高校生(9名)YouTubeライブ配信視聴数(52名)
行動(ACTION TAKEN) 【事業の調査】事業構築にあたり、島根県社会教育課、出雲市役所学校教育課に聞き取りを行い、出雲市内の中高生の課題解決型学習がどのような内容か調査を行いました。その中でテクノロジーを活用して地域課題の解決を目指す学校はありませんでした。
【立案】
2020年の予定者段階から調査・聞き取り・打ち合わせを重ね、出雲市のDXを推進している出雲市役所情報政策課とパートナーシップを構築することができました。また、島根大学に数理・データサイエンス教育研究センターが創設されたタイミングであったため、テクノロジーのアドバイザーとしてパートナーシップを構築しました。高校生を対象とした事業では、効果の広がりが市全体的なものにならないと判断し、ワークショップと講演会の2部構成としました。
【会議の流れ】
担当のまちづくり委員会のメンバーを中心に出雲市役所情報政策課と島根大学数理・データサイエンス教育研究センターとコンソーシアムを形成しました。コロナ禍であったためSlackで情報共有すると共にZoomミーティングを使用して週に1回程度会議を行い共に事業を構築しました。市が保有するデータがどこまで使用可能か検討を行うと共に並行してデータ分析を進め、プログラムの内容を決め、青年会議所内で承認を受けました。
【実施活動について】
2021年5月から市内高校に訪問し、事業の目的とスケジュールを伝え、高校生の参加呼びかけの協力をお願いしました。高校生の保護者向けにYouTubeに動画広告を掲載し広く募集を行いました。未来デザインワークショップ当日は高校生に3人程度のグループになっていただき、出雲の課題を解決する未来デザイン案を考えていただきました。各グループが考えた未来デザイン案を発表し、優秀な案を講演会で表彰し、市役所で展示を行いました。
結果(RESULT) 1,目的がどのくらい達成できたか
【対内対象者】
・ワークショップ、講演会を通して学んでいただき、「未来を創る人」の必要性について考えていただく機会となりました。レクチャーを通じて、変化していく時代を認識していただき、多くのメンバーの学びに繋げることができました。
【対外対象者】
・高校生には、ワークショップに参加していただき、日本の現状を学んでいただき、データの活用方法と課題解決方法を学んでいただきました。未来を自分の力で創っていくことの必要を認識していただき、出雲市のデータを読み取って未来デザイン案を考えていただいたことで、地域の課題に当事者意識を持っていただくことができました。
・出雲市民には、講演会を通して変化していく時代を学んでいただき、「未来を創る人」の必要性を認識していただきました。「未来を創る人」を育てていくことが持続可能な地域をつくっていくことにつながると認識していただくことができました。

2、上記の結果の想定外の結果
出雲市役所学校教育課からは課題解決型授業に採用したいという声をいただき、市内高校から全校生徒に講演会を聞かせたいというお話や、未来デザインワークショップを授業の一環として行いたいと依頼をいただきました。事業途中での提案であったため、実施は困難でしたが、想定を超えた反響がありました。

3、上記の結果の確認方法
ワークショップ・講演会共に対内対象者と対外対象者にアンケートを実施し、その結果を聞き取りました。また、事業内容や参加者アンケートをまとめた事業報告書を作成して市役所や各学校、島根大学に持参しました。

4、検証結果
【対外対象者】【対内対象者】ともに目的を達成しました。

地域社会への影響 この事業を通して、地域のステークホルダーがパートナーシップを構築したことで様々な変化がおきております。出雲市役所では島根大学数理・データサイエンス教育研究センターが講師となり、市役所職員向けのデータサイエンス研修が行われました。その後、担当していただいた出雲市のCDO(チーフデジタルオフィサー)補佐官として登用された方が島根大学の公開講座に出演するなど良好な関係が続いています。島根大学数理・データサイエンス教育研究センターは本事業で行った未来デザインワークショップのプログラムを再編成して、大学生に向けた後期講義(オープンデータを分析して課題を発見し解決する講義)が実施され、毎年行うことになりました。2022年度は出雲市教育委員会が中学生を対象に市の課題を解決する、考える場を提供するイベントが計画されています。
LOMへの影響 本事業を通して多く方とパートナーシップを構築することができ、出雲青年会議所の認知度が向上しました。出雲青年会議所のブランドイメージが向上し、会員拡大の際にどんな事業を行っているかPRすることで拡大にも影響があり、例年より多くの新入会員を迎えることができました。メンバーにはDXは行政だけでなく民間企業や青年会議所にも必要だと認識していただきました。
事業の長期的な影響 参加者した高校生は日本の現状を知っていただき、これからの時代にどんな力が必要なのか学んでいただきました。参加した高校生が「未来を創る人」となり、地域の課題を解決して行くこと期待されます。また、今後進んでいくGIGAスクールやDXなど変化していく時代を市民が認識して「未来を創る人」を支えていく社会が形成されます。出雲市ひいては島根県の誰もが快適で活力に満ちた生活を送れる社会の実現の小さくも確実な一歩でありました。
考察や推奨 次年度以降の開催を期待されましたが、本事業は当該年度で終了しました。今後は市役所と島根大学、各高校が連携して、「未来を創る人」の育成を行っていただきます。島根大学は本事業のプログラムをベースに内容をブラッシュアップして講義を構築されています。我々青年会議所の役割は果たしましたが、パートナーシップは継続しており今後も良好な関係を保ち、共に未来を創っていこうと考えております。

未来デザイン講演会 Youtube配信URL:https://youtu.be/FHpKOFm26CQ

改善点
JCI活動計画の推進 地域×社会
3テクノロジーと共生する社会の創造のために、地域コミュニティを巻き込んだデジタルリテラシー普及運動を行う。
6持続可能な地域を実現するために、2030年を見据えたSDGs達成に向けた運動を行う。
地域×経済
1人口減少社会に対応した地域となるため、広域的な視点でとらえた行政とのパートナーシップを構築する。
5地域経済再興のため、新たな価値を発掘する事業を行う。
地域×環境
3故郷が誇る環境的魅力を創出するために、 若者と協働した事業を行う。
地域×人材
1地域の課題を捉えてイノベーションを起こすため、リーダー育成事業を行う。
地域×組織
2時代に即した組織運営のために、あらゆる分野とのパートナーシップを構築する。

出雲市内高校生にはテクノロジーと課題解決能力を学び、未来を自分の力で創っていく必要があると認識していただき、地域の課題を捉えて、持続可能な地域を形成するイノベーションを起こすアイデアを考えていただきました。未来デザイン案を作成し、発表・公開を行いました。市民(行政・教員・保護者・教育委員会・生徒・青年会議所)には、変化していく時代を学び、新技術を活用できる「未来を創る人」に投資する必要性を認識していただき、地域コミュニティを巻き込んだデジタルリテラシーを普及しました。

JCI VISIONの推進 青年会議所が中心となりネットワークを作り、出雲市役所と島根大学、各学校教諭とパートナーシップを構築しました。そして本事業の意図を継続して進めていただく、young active citizensを作ることができたと考えています。また、高校生も自ら課題を発見し解決する未来の青年として成長していただくことができました。
JCI MISSIONの推進 出雲青年会議所のメンバー自身が、本事業を通じて社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会をいただくことができました。多くの方とパートナーシップを築いて共に事業を構築する経験ははこれまでにはなく、全メンバーにとって、とても良い成長の機会となったと思います。
JCI申請の意思確認
検討していない
その他 未来デザイン講演会 Youtube配信URL:https://youtu.be/FHpKOFm26CQ
当日のストーリー写真(PDF) 20221227162324
メディア掲載写真(PDF) 20221227162325
その他参考資料(PDF) 20221227162325
その他参考資料(PDF)