議案閲覧
知る」「聞く」「体感する」八戸圏域一次産業マルシェ!~地域の魅力掛け合わせ!スクラム8バーガー~
事業名称 | 知る」「聞く」「体感する」八戸圏域一次産業マルシェ!~地域の魅力掛け合わせ!スクラム8バーガー~ |
申請部門 | 最優秀LOM地域社会向上プログラム |
申請LOM | 公益社団法人 八戸青年会議所 |
理事長名 | 工藤恵之助 |
申請担当者 | 奥瀬 暁 |
携帯番号 |
090-4317-0480
メールアドレス oqse@befm.co.jp
|
事務局住所 | 青森県八戸市大字売市字観音下6 |
本事業の参加者 | 会員数 : 106 名 参加率 : % 関係者数 : 15 名 一般参加数 : 400 名 |
事業実施に至った背景 | この地域一帯を支える一次産業は少子高齢化が加速し、担い手不足が問題となっております。5k問題といった一次産業に対する好ましくない印象により若者離れが起きている事が要因であり、一次産業の魅力や可能性を伝えきれていない事が課題です。我々は今まで培ってきたパートナーシップにより8市町村と連携し、一次産業の新たな魅力の創出から、地域の個性が輝き誰もが活躍したくなる八戸圏域を創出していく必要があります。 |
事業の目的 | ・対外目的としまして、本事業に参加していただくことで、この地域の地場産業である一次産業の魅力を住民の皆様に周知させていただき、まち単体ではなく地域一帯での魅力を発信することにより、周辺市町村と協力した持続的な広域的なまちづくり活動への意識高揚を目的としております。 ・対内目的としまして、行政、各諸団体と協働した事業を構築し、事業を発信することで、広域的なまちづくり活動を今後も推進していく意識の高揚を目的としております。 |
事業の概要 | 本事業では一次産業の魅力を体感していただくために「知る」「聞く」「体感する」をテーマにマルシェ形式の事業を行いました。当日は400名の市民が来場しました。 ・8市町村産品を掛け合わせた「スクラム8ブランドバーガー」の商品開発を行い、限定400個を会場で販売しました。「スクラム8ハンバーガー」とはアンケートによって住民が選んだ周辺8市町村の一次産品を掛け合わせたハンバーガーです。 ・一次産業従事者の仕事風景や産品、生産者の魅力が詰まった動画を作成し、会場の大型モニターで放映しました。 ・一次産業を様々な分野で活用し、活躍される講師から一次産業の新たな可能性が詰まった講演動画を作成し、生産者の魅力が詰まった動画と合わせて放映しました。 ・マルシェブースにて、周辺市町村の生産者による物販を行いました。対面形式での販売により、生産者の商品に対する思いを来場者に知っていただきました。また一定時間ごとに生産者へインタビューをし、一次産業で働くことへのやりがいをお話いただきました。 上記の内容をすべて網羅できるよう、会場のルートを定めて事業を余すところなく体感していただき、周辺市町村と連携することで生まれる新たな可能性と一次産業に対する魅力を「体感」していただく事業となりました。 |
開催期間・ タイムスケジュール |
2022年9月11日(日)8:00~16:40 |
開催場所 | 八戸まちなか広場 マチニワ |
事業区分 |
新規
|
公益・共益区分 |
公益事業
|
事業総予算・収支 | 事業総予算750,000円 決算額678,526円(事業費478,526円 販売収益200,000) 事業費内訳:会場費92,212円、消耗品費36,652円、諸謝金(商品開発費、講師料)118,000円、委託料(動画制作)179,622円、 印刷製本費(ポスター、パンフレット)50,960円、雑費(材料費)200,200円、振込手数料880円 スクラム8ハンバーガーを1個500円で400個販売し、売上金200,000円を販売収益とし、事業費を抑えました。より多くの来場者にハンバーガーを手にする機会を増やすため、ハンバーガー食材費に利益を載せず、事業特別価格として販売しました。また、ブース出展料を無料とし、本事業の目的である一次産業の魅力を周知する事に徹底しました。 |
SDGsの該当項目 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
協力団体 | 共催:
協賛: 後援: 八戸市、南部町、三戸町、田子町、新郷村、五戸町、階上町、おいらせ町 その他: |
事業対象者 | 【対外対象者】来場者400名、周辺8市町村出展者 【対内対象者】八戸青年会議所メンバー106名 |
行動(ACTION TAKEN) | 事業の調査 ・八戸市を中心とした周辺市町村で地場産業とされている一次産業の分野でも、少子高齢化の影響から担い手不足が深刻化しており、耕作放棄地の増加等や人口も年々減少の一途を辿っています。 立案 ・地場産業の衰退はまちの衰退と同義であると考え、一次産業の魅力向上から新たな一次産業の可能性を周辺市町村とともに発信するために本事業を立案しました。目的を達成するため、一次産業従事者の魅力を伝える事と、周辺市町村で発信する事で新たな一次産業の可能性を伝える必要があり、一次産業従事者が直接店頭に立って魅力を伝える「マルシェ」の形式で事業を考察し、周辺市町村の生産品を使用した商品を開発する事で、連携により生まれる新たな可能性を表現しました。 会議の流れ ・コロナウイルス感染症の影響もあり、会場を使用した形式で人数制限を掛け、安全性を担保しました。また、スクラム8ハンバーガーの使用食材を住民が選んだ食材を選定するようにしました。 実施活動 【スクラム8ハンバーガー 商品開発】 ・5月、6月で周辺市町村でハンバーガーに使用する食材のアンケートを実施し、集計しました。7月から事業日にかけて、住民が選んだ食材でハンバーガーの商品開発をしました。 【周辺市町村 事業協力 後援依頼】 ・5月、6月で周辺8市町村に表敬訪問し、本事業の内容に賛同していただいたうえで、八戸青年会議所と周辺市町村でパートナーシップを結び、後援という形で事業を構築しました。7月から事業日にかけて、各市町村の行政担当課を通じてマルシェに出店していただける生産者を紹介していただきました。 |
結果(RESULT) | 1.準備段階で本事業を応援していただく声が多く、特に生産者の方々からは非常に肯定的な声をいただいていたことから、一次産業の魅力を知っていただけたと考えます。来場されたほとんどの方々が周辺市町村ブースをすべて見てくださっていたことから、広域で協力し、魅力を発信することの重要性を認識していただけたと考えます。周辺8市町村の行政、関係諸団体の皆さまから動員にご協力いただけたことから、JCI八戸の運動を認知してもらい、協働することができたと考えます。 2.一次産業の現場には、予想以上に30、40代の若い世代の方々もいらっしゃることがわかりました。 3.出店者を調査する段階で、行政からの紹介、生産者同士の繋がりから若い農家さんを紹介していただく機会が多く、アンケート回答にも「一次産業従事者の中に若い世代が従事していることがわかった」と、本事業で出店していただいた40代前後の生産者に対しての回答がありました。 4.一次産業の魅力や可能性を感じることができたと8割以上の来場者に回答いただきました。回答の中で肯定的な意見が8割を超え、目的である一次産業の魅力と可能性を感じることが達成されたと考えます。周辺8市町村から後援をいただけたことで、広域的なまちづくり活動を実施する意欲が向上できたと考えます。 |
地域社会への影響 | 周辺市町村の一次産業の魅力が高まり、新たな可能性の重要性を知っていただく事ができました。また、周辺市町村と連携して事業を行うことで、まち単体ではなく地域一帯でまちづくり活動に関わっていく契機となりました。 |
LOMへの影響 | 広域連携の重要性と可能性がまちに住む住民に伝わったことで、青年会議所として持続的に周辺市町村と協働でまちづくりを推進する意識が高揚しました。また、周辺市町村の一次産業従事者、行政を巻き込むことで連携強化につながり、協働で事業を開催することで、今後も持続的に続く広域的なまちづくり活動への意識高揚へつなげられました。 |
事業の長期的な影響 | 八戸市を中心とした周辺市町村の地場産業である一次産業をテーマとした事業を行うことで、地域を支えている一次産業の現状や重要性を知っていただく機会となりました。事業で開発した商品を事業後に周辺市町村で展開し、事業後も販売できる構想を立てており、持続的に商品を通じて周辺市町村の一次産品の魅力を発信する事でできる仕組みとなりました。 |
考察や推奨 | 全国的に一次産業の衰退という問題は非常に重く、一朝一夕では解決できない課題です。本事業を皮切りに一次産業の魅力を持続的に発信することで、農家や漁師といった直接的な関与だけではなく、間接的に一次産業に関わる産業が増えることで一次産業も活性化してくと考えます。同じ問題を抱えている周辺地域と協力し、継続的に一次産業の魅力を伝えていくことが必要だと考えます。 |
改善点 | |
JCI活動計画の推進 | 地域×社会 住み続けられるまちづくりのため、 持続可能な財源のロールモデルをつくる社会実験を行うことに合致していると考えます。周辺市町村と連携し、一次産業従事者のみならず、行政各所から後援をいただき、相互協力する関係性を構築できたことは、地場産業である一次産業の社会的地位を向上させる一助となり、持続可能な地域を創ることにつながります。 |
JCI VISIONの推進 | 若い生産者に事業へ参画していただき、自ら生産品に対する発信を行っていただきました。今後もJCと地域のまちづくりに関わることで一次産業の社会的課題解決に向けた運動に協力していただけると考えます。また今回の事業で周辺市町村同士でのつながりもでき、JCが関わらない場面でも、相互協力できる関係性ができたことを実感できました。 |
JCI MISSIONの推進 | メンバーが地域の魅力を知ることで郷土への愛着が育まれました。また、若い生産者に一次産業の現状を考えていただくことで、課題解決への意識を持っていただくことができました。メンバーと周辺市町村の一次産業従事者が協働で事業を行うことで、地域に大きなインパクトを残し、パートナーと協働で行うまちづくり活動への推進する意欲が高まりました。 |
JCI申請の意思確認 |
検討している
|
その他 | 本事業終了後、事業で開発した商品を周辺市町村で展開できるよう、商品のレシピを公開し、商品を通じて一次産業の魅力を事業が終わってからも持続的に発信する内容としております。事業に関わる8市町村とのつながりを強固にし、本事業のような前例を作れたことはこれから先も周辺地域で連携したまちづくりを推進していく契機となります。 |
当日のストーリー写真(PDF) | 20221228125214 |
メディア掲載写真(PDF) | 20221228125215 |
その他参考資料(PDF) | 20221228125216 |
その他参考資料(PDF) |