事業名称 | 縁日参りプロジェクト〜ヨルモウデ〜 |
申請部門 | 最優秀LOM地域社会向上プログラム |
申請LOM | 一般社団法人 穂の国青年会議所 |
理事長名 | 滝下豊 |
申請担当者 | 山田真之介 |
携帯番号 |
09026873966
メールアドレス shinnosuke@base21.com
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事務局住所 | 愛知県豊川市豊川町辺通4-4 豊川商工会議所内 |
本事業の参加者 | 会員数 : 91 名 参加率 : % 関係者数 : 243 名 一般参加数 : 21752 名 |
事業実施に至った背景 | 我が国は人口減少という大きな社会問題を抱えており、それはわがまち豊川にとっても例外ではありません。まちの人口減少は健全な経済活動の維持を困難にさせます。こうした負の連鎖を断ち切る為に、2021年度、観光グループとして交流人口の拡大について注目します。 現在、新型コロナウイルスの影響における観光業の鍵として、車で30分から1時間程度で行ける地元観光、いわいるマイクロツーリズム市場が注目されています。 我がまち豊川には日本三大稲荷である豊川稲荷があり、年間約500万人が訪れる愛知県有数の観光資源として確立されていますが、大晦日、正月以外のシーズンに観光客が減少する課題があります。そのため、定期的に観光客が来る仕組みを作ることが必要です |
事業の目的 | 豊川稲荷及び周辺地域を活かし、定期的な観光客を呼ぶ継続性のある仕組みを作ることを目的とします |
事業の概要 | 【事業概要】 「縁日参りプロジェクト~ヨルモウデ~」と題した豊川稲荷に定期的な観光客を呼ぶための企画を実施いたしました。 豊川稲荷の縁日である毎月22日、宵(夕方~夜間)の縁日参りを開催し、近隣商店街と一体となり夜市等を並行して行うことで、市内外の多くの参拝観光客の取り込みを図りました。 本事業が目的を果たし継続していくよう、[運営管理]、[パートナーシップ]、[発展性]という3つの柱とした仕組み作りを段階的に実施してまいりました。 【夜間参拝について】 |
開催期間・ タイムスケジュール |
【全体に周知するための情報発信と試験運転1 】 2021年7月22日(木) 記念式典 18:30〜19:00 先行鑑賞会 19:00〜20:00 夜間参拝 20:00〜21:00 【全体に周知するための情報発信と試験運転的2】 夏の特別期間 2021年7月23日(金)〜7月31日(土)18:00〜21:00 【イベントの進捗状況と引継ぎの準備 】 2021年8月22日(日)18:00〜21:00 2021年9月22日(水)18:00〜21:00 【イベントの引継ぎ後 】 ※以降毎月22日に開催(ホリデーシーズンに特別期間実施) |
開催場所 | 豊川稲荷及び周辺地域の3商店街 |
事業区分 |
新規
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公益・共益区分 |
公益事業
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事業総予算・収支 | 決算額2,261,270円 【内訳】 ・会場設営費(警備員、ステージ設営、施工等) 584,210円 ・企画演出費(プランニング費、ディスタンス提灯、AR機能作成費等)928,950円 ・広報費(HP作成費、動画作成費、ポスターチラシ作成費等) 710,600円 ・資料作成費(説明資料、案内状、祝辞依頼文等) 18,500円 ・保険料 19,010円 ※名古屋鉄道の協賛協力により愛知県全域駅構内にポスター、パンフが設置され、車内もつり革ポスターが掲示され、低予算で広範囲に広報できました。 ※東海3県のローソン全店舗にて、ポスター掲示、館内放送を無償で実施していただきました。 ※JR東海ツアーズの協力により、ホテルアソシア豊橋と広報連携し、新聞広告を打ち出していただきました。 ※共済である縁日参りプロジェクト実行委員会(豊川青年会議所有志メンバーを中心とした組織)とクラウドファンディングを実施し3,233,000円を調達、協賛金として35,046,744円を調達 |
SDGsの該当項目 |
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協力団体 | 共催: 縁日参りプロジェクト実行委員会
協賛: 特別大口2社 大口6社、中口10社、小口(提灯・行灯協賛)283社 後援: 豊川市、豊川市観光協会、豊川商工会議所、豊川商店街振興組合、JAひまわり その他: 豊川稲荷、豊川青年会議所OB会、豊川ロータリークラブ、宝飯ローリークラブ、名古屋鉄道、JR東海ツアーズ、クリエイティブカンパニーネイキッド、豊川信用金庫、豊川高校、御津高校、川口豊徳講講元 |
事業対象者 | 豊川稲荷、本町商店街、 門前通商店街 、豊川商店街 、市内外観光客3万人 |
行動(ACTION TAKEN) | 2018年より、正月以外の閑散期に対して豊川稲荷の定期的な参拝観光の仕組みづくりの重要性を唱え、市内外にリサーチを実施しておりました。本事業の着手した当初、開山580年を迎える豊川稲荷で、長い歴史の中、夜間に参拝する企画を実施したことはないということで事業実施に懸念の声も少なからず存在していました。 本事業の背景や目的、将来的なビジョンを、豊川稲荷、商店街や行政、関連団体、まちづくりのキーマン達と月に数回聞き取り調査や会議を重ねながら共有(2020年9月下旬〜2021年7月中旬)、実施に向けて全体説明会を行い、縁日参りプロジェクト〜ヨルモウデ 〜の7月開催(2021年)に至りました。 持続的に本事業が実施され(毎月開催)、予算上の課題を解決する為の組織として、縁日参りプロジェクト実行委員会(豊川青年会議所有志メンバーを中心に構成)や、運営を託す法人などが生み出されました。 開催に向けて、プロジェクションマッピング企画で著名なクリエイティブカンパニーネイキッドとパートナーシップを結び(豊川稲荷を交え4ヶ月間毎週定例会を開催、Slack活用)、境内ライトアップ、コロナ対策をアート化し楽しめる演出など、SNSで発信されやすくする為の工夫もこだわりました。 豊川稲荷周辺商店街とは、定例会やグループラインを作成するなど、細やかな報告や連絡を行いました。その中で、運営上の疑問点など都度解決していきました。当初は、本事業を疑問視する声もありましたが、現在では事業継続を望む声が 大多数で、今後も積極的に縁日参りプロジェクト〜ヨルモウデ〜を盛り上げていく流れとなっております。 |
結果(RESULT) | 1.目的がどのくらい達成できたか 2021年7月22日(木)〜9月22日(水)の計12日間実施で21,752人の来場を動員し、現在(2022年10月現在、毎月第3金・土曜日の開催および、春・夏の特別期間を開催され)まで述べ85,000人以上が来場。 定期的な観光客を呼ぶ継続性のある仕組みを作るという目的は達成されているといえます。 ※2021年9月22日の実施を最後に豊川青年会議所は、主催を縁日参りプロジェクト実行委員会に譲り、後援に回る形となりました。 2.上記の結果の想定外の結果 【連携企業・団体数増加】 【SNSでの反響】 【他の地域への影響】 3.上記の結果の確認方法 4.検証結果 |
地域社会への影響 | 豊川稲荷や商店街、周辺地域に起きた意識改革。 この事業をきっかけに豊川稲荷にて境内でのヨルモウデを盛り上げるための環境整備工事やヨルモウデ限定御朱印、FOXMASK(狐面)人気商品が生まれるなど、新たなコンテンツが生み出されました。豊川稲荷内部もヨルモウデの為に再組織化され、継続して行う体制作りへと移行し、豊川稲荷自らライトアップ演出を追加するなど積極的な企画提案をいただけるようになりました。商店街も連携プラン(浴衣レンタルプラン、土産づくり)や商品開発を意欲的に取り組む店舗が増加してきています。 地域の高校からボランティアの参画や、部活動の連携依頼を受けるようになりました。 本事業を三位一体となり行う体制ができつつある中で、更なる地域活性化を図るための長野市善光寺視察ツアー(豊川稲荷、青年会議所、商店街、行政、その他商工会議所等の団体)が組まれるなど、まちづくりへの意識が向上しています。 |
LOMへの影響 | まちに大きなインパクトを与えた本事業は、稀に見る多くのメディア露出をし、青年会議所の運動として広く周知され、入会用パンフレットに画像が活用されるなど、JCメンバーとして、JCが何をやっているか説明しやすくなり会員拡大のしやすい環境へ寄与しています。 多くの20代〜30代の若者の心を捉え、豊川JCの代表的成果を更新した本事業を通して、次世代の潜在的会員にアプローチする機会の創出となりました。また、他の団体や企業を巻き込みながら、継続性のある事業を作る一つのロールモデルができ、今後類似する事業のノウハウとして蓄積されました。 ※OB会からの強力な応援により、2千万円を超える協賛金を頂くことになりました。 |
事業の長期的な影響 | 本事業はただ毎月継続するだけでなく、関わるステークホルダーの意識が活性化し続けている状態を理想としています。本事業(ヨルモウデ )を通して、地域に新たなサービスやコンテンツ、雇用を生み出し、連携する企業(鉄道、航空会社、旅行代理店等)を増加させ、まちぐるみで将来的なインバウンド需要に応えられるような体制へ繋がる事が期待されます。 直近ではCTC(親会社KDDI)とコラボレーションし、eスポーツ大会が予定されています。 |
考察や推奨 | 本事業は大きな反響を生みましたが、多くの課題を抱えながら進められてきました。今後、本事業のように持続性を持たせる事業を行う際には、自走していくための組織づくりや、受け入れ組織の選定が前提となることを強く念頭におきながら設計することが重要になります。また予算規模を大きなものにする場合や多くの団体を巻き込む為には、できるだけ早期にビジョンを描き、周知期間を十分確保しておくことを強く推奨いたします。
また、新たな地域資源となりつつある本事業を通して、2023 年度はJCI日本地域グループ 好循環地域確立会議および国際グループと連携し、地域をさらに活性化し、世界に発信していくアクションへつなげてまいります。 |
改善点 | |
JCI活動計画の推進 | 地元に根付き、コロナ禍をチャンスに変え、持続性を前提とした事業を確実に実施に至らせ、多くの協賛企業や連携企業を巻き込みスケール化させ、新たなコンテンツが生まれている点から、以下4つの部分に関して合致していると考えます。 【IMPACT 影響力】 •Build on the momentum of the Peace is Possible campaign to push young people toward action, encouraging them to take small, local, tangible actions that build toward a peaceful society. 若者の行動を後押しする Peace is Possible campaign を確固なものにし、平和な社会に向 けて、小さくても、地元に根付いている、確実な行動をとることを促す 【Motivate 意欲】 •Review the program structure of JCI Events to ensure that they motivate young people to create sustainable impact. 若者が持続可能なインパクトを生み出す契機になるJCIイベントのプログラム内容を見直す 【INVEST 投資】 ・Review the overall budget structure related to JCI Events and propose innovative ways to adapt to industry trends. JCI のイベントに関する全体的な予算構成を見直し、産業界の情勢にあった革新的な方法を提案する。 【Connect つながり】 • Develop marketing resources with a regional focus, in order to better market the organization and engage young active citizens around the world. 世界中の能動的市民の若者を取り込むために、地域に重点をおいた市場資源を開発する |
JCI VISIONの推進 | 委員会メンバーが地域に明るい未来を描き、関わるステークホルダー(豊川稲荷、周辺商店街、行政、関連団体)の意識改革を起こし、能動的市民を増加させる事に寄与しました。コロナ禍という変化の激しい状況下で、事業実施に向けて「どうやったら実施できるのか」という大きな困難を、粘り強く対話を重ね乗り越え見える化しました。 |
JCI MISSIONの推進 | 本事業を通して、自走式の運営を実現し、交流人口を拡大(述べ8.5万人)させ、毎月企画を実施する事を継続させた事で、LOMメンバーだけではなく地域のアクティブシチズンが能動的に連携しやすい環境を創造しました。結果的にLOMが実施する事業の幅を広げ、参画団体増加つながりました。 単年度制であっても「やればできる」ことをメンバー知っていただく気づきにつながりました。 |
JCI申請の意思確認 |
検討している
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その他 | ・We Believe 2022年2月号にてご紹介いただき、中島土会頭に視察訪問(2022年8月)していただきました。 ・本事業(ヨルモウデ )が2022年2月ドバイ万博メインステージにて、動画放映され、台湾の旅行会社から問い合わせをいただくなど海外からの反響も少しずついただいています。 ・地域課題を解決する、反響の大きい一つのロールモデルとして、愛知県庁や新聞社から講演依頼を頂いたり、他のエリアでも実施する相談をいただくなど地域外から一定の評価をいただいております。 |
当日のストーリー写真(PDF) | 20221228130542 |
メディア掲載写真(PDF) | 20221228130543 |
その他参考資料(PDF) | 20221228130549 |
その他参考資料(PDF) |
議案閲覧
縁日参りプロジェクト〜ヨルモウデ〜