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逆境を楽しもう!おとなとこどもの廃校チャレンジキャンプ-防災編―
人財育成
事業年度 2022年度
カテゴリー 人財育成
開催地 北陸信越地区協議会
開催日 2022年10月01日
予算 ~100万円
対象者 学生
主催 公益社団法人 福井青年会議所
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【事業名について】
「逆境を楽しもう!おとなとこどもの廃校チャレンジキャンプ-防災編-」
Challengeとは「大変なこと」「課題・問題」という意味で、大人と子供を対象とした楽しみながら困難に挑むキャンプであることをわかりやすく伝えるタイトルとしております。また、サブタイトルとして防災編としたのは事業のテーマを明確に伝えるためであり、今後の事業発展性を考慮して命名いたしました

【事業概要】
・1泊2日のキャンプ形式とし、災害等の不慮のアクシデントに遭遇した時にどのような対応を取るのかを逆境アトラクションを通して体感できるプログラムを行いました
・13組(32名)の参加者はチーム分けを行わず、基本的な行動は家族単位としました。
・JCメンバーの家族参加はなかったため、各アトラクション時に運営補助として参加したメンバーを配置しました
・災害時を想定した状況を体験し、自ら問題解決に動くことで、考える力を育みます
・物事を一つずつやり遂げ、前向きなマインドを育みます
・チームで活動することにより、大人と子供が互いに協力し、相互コミュニケーションの大切さを学びます
・各アトラクションでは災害時を想定した課題を与え、チームで考え、学びます

【逆境アトラクションについて】
■逆境アトラクション①(180分) [防災の備えについて考える/防災について知識を備える]
・おとなミッション 「防災×OUTDOOR」
・こどもミッション 「Emergency!トラブル解決Missionウォークラリー」
おとなとこどもにわかれてそれぞれでミッションを行いました
●おとなミッション 「防災×OUTDOOR」 [防災の備えについて考える]
・NPO講師によるテントの設営方法および野営宿泊についての説明
・家族を守るための居住確保 テントの設営と野営の準備
おとなのみでテントを立てることで、大人同士でコミュニケーションをとる状況を作りました
・コミュニケーションスペースを設営する
木材や塩ビパイプを使用したキャンプギア製作などを行いました
制作したキャンプギアは持ち帰ることも可能で、必要ないものについてはNPOに寄付いたしました
製作キャンプギア ヘキサゴンテーブル ・ 塩ビパイプラック
●こどもミッション 「Emergency!トラブル解決Missionウォークラリー」 [防災について知識を備える]
大人がいないときにトラブルが起きた時どう対応するのが適切かを考え、校舎を使ってウォークラリーを行いました。
5つのMissionを通して防災の知識や判断力を養い、トラブルのシチュエーションを子供たちだけで解決するチェックポイント形式のウォークラリーでした
〔Mission1〕 防災アイテムを集めよう! 場所:2F教室CR-4
道具の名前と使い方を知り、防災のためにどういうものを準備しておくべきかを知ってもらいました
非常時1次持ち出し品 / お家に備えておくもの2次持ち出し品 / 防災倉庫にあるもの
〔Mission2〕 こんなときどうする?サバイバルクイズ! 場所:2F教室CR-3
災害時のトラブルに遭遇した時、判断としてどちらが安全で正しい判断かを選択クイズで学んでもらいました
サバイバルクイズ 問題 解答
〔Mission3〕 正しい手順に並べ替え!シャッフルクイズ 場所:1F 家庭科室
いざという時に役に立つAEDの使い方や緊急トイレの作り方などの手法や操作手順を4ステップで図示したものを学校内に掲示しておきます。それらの手順を覚えてもらい、チェックポイントで正しい順序に並び変えてもらいました
シャッフルクイズ
〔Mission4〕 アイテムで解決!エマージェンシークイズ 場所:2F教室CR-3
Mission1で手に入れたアイテムカードを使って、災害時のトラブルを解決する方法を考えてもらいました
必要なアイテムが足りない場合、Mission1へ向かってもう一度アイテムカードを補充してきてもらいました
〔LAST Mission〕 (シークレットミッション) 場所:1F 校長室
Mission開始の説明で「5つのMissionをクリアして」など、Missionが全部で5つあることを子どもたちに伝え、Mission1~4をMissionシートに記載するとMission5につながる行動が示されるような謎解きを行いました
Missionシートにより示された場所に行き合言葉を伝えた子どもにALL CLEARカードを渡しました。
ALL CLEAR カードはレジリエンス教育で使用されている24の強みのキャラクターを描いたカードになっており、コミュニケーションをとるという防災にて活用しました
また、ALL CLEARカードを渡す際に自動点灯するLEDキャンドルキットを渡し、自由時間などに大人と作るよう促しました
こどもMission解答

■逆境アトラクション②「クロスロードゲーム」(120分) [災害を知る・心を備える]
●クロスロードゲームとは
災害の発生から復旧後のその先まで、それぞれの立場で直面する様々な選択しがたい課題があります。そんな正解のない2択を迫られたとき、自分ならば、他の人ならば、どう判断するのかを話し合うゲーム
このゲームで大切なことは、各々出した答えは「必ずしも正解があるとは限らないこと」「常にそれが正解とは限らないこと」であり、単一の正解を求めるのではなく、「それぞれの災害に対応する場面で、誰もが誠実に考えて対応すること。またそのためには災害が起こる前から考えておくことが重要であること」です
<ゲーム手順>
公民館に移動して、大広間にて3~4組(約6~8名)の4チームに分かれて以下の通り行いました
1)各チームにファシリテーターを配置し、司会の進行によって手元のお題の資料を参加者に見せます
2)出されたお題に対し、自分ならばどうするかをYes・Noカードを使って一斉に場に出していただきます
3)先に多数派の人にどうしてそう判断したのかを聞き、ファシリテーターが意見を取りまとめます
4)次に少数派の人にどうしてそう判断したのかを聞き、ファシリテーターが意見を取りまとめます
5)このゲームにおいて特に少数派なった意見が重要であり、そう判断するに至った条件を抜き出します
6)さらに、その抜き出した条件の時には、それぞれ自分ならば改めてどう判断するのかを再度多数決します
この一連のディスカッションを災害発生から時系列順に7個の質問を投げかけるという、グループワークをしました

■逆境アトラクション③「ACTION!避難シミュレーション」(225分) [備えを活かす・実践する]
参加者を2つの班に分けて、実際に災害に被災し時に役に立つ体験をしていただきました
1班 フードゾーン→救急トラブル→火のゾーン→食事・テント片付け
2班 救急トラブル→フードゾーン→火のゾーン→食事・テント片付け
●救急トラブルゾーン(1班45分・2班60分)
毛布担架運搬/AEDの使い方/傷の手当の仕方
●工作ゾーン(1班90分・2班60分)
鉛筆をナイフで削る/ダンボールオーブン加工
●フードゾーン(1班30分・2班45分)
ミックスピザの下準備
●火のゾーン(30分)
火起こし/ダンボールオーブンで調理
●食事休憩&テント片付け(30分)
※情報のトラブル(ハザードマップの使い方/レジリエンスカードの情報を集める)と水のゾーン(道具を駆使して水を運搬する/仮設トイレ作り体験/穴掘り)は省略しました

■食事について
●1日目昼食 弁当
手配した弁当を各チーム敷地内で場所を探して食べていただきました
●1日目夕食 カレーライス
委員メンバーにて公民館調理室で下ごしらえとカレー作りを行い、配膳・片付けは参加メンバーにて行いました
参加者には火起こし、飯盒炊飯を体験していただきました
1人500mL×2本のペットボトル水をお配りしました
●2日目朝食 おにぎり・豚汁
被災地の炊き出し形式でJCメンバーが朝食を準備しました
1人500mL×2本のペットボトル水をお配りしました
●2日目昼食 ピザ
逆境アトラクション③でダンボールオーブンを制作して参加者にピザをつくっていただきました

■1日目の自由時間について
コミュニケーションをとるという防災について
災害時に共助の体制はとても重要であり、コミュニケーションをとることで互いに面識を持ち、情報の共有や被災時の共同で行う活動などが円滑になることを2日目の事業を通して感じていただくため、設営したコミュニケーションスペースを活用して歓談できる場を設けました
また、子どもミッションで配布したレジリエンスカードについての解説と親子でコミュニケーションを促すための時間を設けました
LEDキットはこどもミッションのCLEAR時に配布し、空き時間に製作を行えるよう21:00まで教室を開放しました
また、近隣の温泉施設への案内をしました(営業時間20:00迄)

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